Gugen2014 > 2014 応募作品一覧 > エントリーNo. 0017
作品概要
私達は関西圏で福祉機器の研究や開発を行っているリハエンジニアの集まりです。
実用性は置いておいて「かっこいい」、「楽しい」車いすを作りたいと、この「未来の車いす」を作っています。
現時点でキビキビ動く、本当に手足を使わず操作できる車いすの原型がができたと思っています。
<筋電>
操作系の入力としてはこめかみ辺りの表面筋電位を乾式電極を使い計測しています。
このことにより以下の利点を得ることできました。
・随意な左右2チャンネルの信号を得ることができ、組合せで後進も可能。
・時間遅れのない操作感。
・乾式電極でセンシング部分の脱着が用意。
・顔の向きや姿勢に関係なく操作可能。
・咀嚼のための筋肉なので疲れにくく回復も早い
<無線>
システムとしては筋電アンプ部の無線化によって脱着が用意になり、装着したまま降車しても断線の心配がありません。
また、ラジコンとして遠隔操作することができます。
<練習>
脳性麻痺児童用の訓練機能付き電動車いす(ワンショット車いす)の簡単な仕組みを使い、暴走防止ロジックをかけることが可能です。このため狭い場所でも不特定多数に対して試乗デモすることができます。
ロジックは設定時間以上の連続走行をキャンセルするという単純なロジックです、筋電を入れ続けても設定時間で車いすは停止します、一度力をゆるめて筋電をレベル以下にしてキャンセルを解除します。これは筋電のオン・オフ動作を即し、練習量が増えるメリットもあります。
構成・スペック
LEDモニタ付き筋電ヘッドセット
・自作2chデジタル式筋電アンプ(24bit)
・自作乾式電極
・Xbee無線ユニット
・32点LED筋電位モニタ
フルカラー液晶タッチパネル付きコントローラ
・Arduino 2.8インチLCDシールド
・GR-SAKURAボード
・Xbee無線ユニット
・電動車いす制御回路
・筋電位モニタ機能、しきい値設定機能、ワンショット車いす機能(暴走防止機能)
イルミネーション1(車輪カバー筋電位モニタ表示)
・Xbee無線ユニット
・AVRマイコン(Atmega328)
・シリアルLED
イルミネーション2(車輪軸イルミネーション)
・青色円形冷陰極管
・青色LED
・転倒センサ
・AVRマイコン(Atmega328)
この作品のターゲットユーザーは誰ですか?
手足を使わず移動したい人
オフィスなどで仕事をしながら移動したい人
障害のある人はもちろんですが健常者と言われる人でも
もう一つ手があったらと思うことができる方。
ターゲットユーザーにどんな価値を提供するものでしょうか?
筋電を第三の入力装置として発展させて行きます。
この作品のバリュープロポジションは何でしょうか?
瞬時に使える直感的インターフェイス。
タイムラグのない操作性。
念力のような不思議感。
低価格。
- Ver.1
- Ver.2
- Ver.3
未来の車いすプロジェクト
ジャンル コミュニケーション・繋がり / 乗り物・スポーツ / 生活・からだ
by ADL web
「タブーじゃないぜ」を合言葉に,リハエンジニアが集まってアシスティブテクノロジーによる機器の開発、提供、普及活動をしています。
メンバー構成電子・電気系エンジニア ( 社会人2人 ) 、 機械系エンジニア ( 社会人1人 ) 、 企画・プランナー ( 社会人2人 ) このチームへコンタクト