Gugen2014 > 2014 応募作品一覧 > エントリーNo. 0077
作品概要
Hikari×Tsumiki(ヒカリツミキ)は、複数の独立した機能を持つツミキを光でつないで、様々な機能を実現できるデバイスです。ツミキは、センサやスイッチなど入力を行うINPUTツミキ、光や音・モータの回転など出力を行うOUTPUTツミキ、論理演算(AND、OR等)や無線による情報の伝達を行うJOINTツミキに分類されます。組み合わせの例としては、<距離センサ+スピーカ>で人の接近を検知して音を鳴らしたり、<スイッチ+無線+モータ>でラジコンを作ったり出来ます。
電子回路を組み合わせるモジュール型玩具は他にもありますが、ヒカリツミキはツミキ間の情報のやりとりに光という物理的な信号を使うことで、それぞれのツミキのつながりを目で見て直感的に理解することができます。また電気的な接点を使わずに済むため、より安全性が高まります。そのため、1歳程度の小さな子供から楽しむことができます。
~開発コンセプト~
携帯ゲーム機やスマートフォンが当たり前になった今の世の中、子供たちはそれらが提供するデジタルな遊びに夢中です。デジタルな遊びは加速度的な発展が進む一方、アナログな遊びは昔のまま。子供がデジタルな遊びに熱中するのは当然かもしれません。
私たち大人に出来ることは、デジタルの世界を拒絶したりそこに熱中する子供たちを否定することではなく、アナログな現実世界を今より少しでも面白いものにすることだと考えています。その一つのあり方として、今回ヒカリツミキの製作をおこないました。
ヒカリツミキの開発コンセプトは、昔からある積木というおもちゃを今より少しだけ面白いものにすること。そのため、積木で遊ぶ年齢の子供が楽しめるよう、光でつなぐというインターフェースを採用しました。
~主要機能・スペック~
それぞれのツミキの機能は、以下の通りです。
INPUTツミキ:スイッチ / プッシュスイッチ / 距離センサ / 音センサ(未実装)
JOINTツミキ:OR / NOT(未実装)/ AND(未実装)/ 無線
OUTPUTツミキ:モータ / スピーカ / ライト
情報のやりとりに光を用いるため、それぞれのツミキには情報出力用のLED、もしくは入力用の光センサが実装されています。結合部には球状磁石を回転可能な状態で埋め込むことにより、極性を考えずどのツミキ同士でも自由に結合が可能です。
この作品のターゲットユーザーは誰ですか?
メインターゲットとしては積木で遊ぶ年齢の子供(1~5歳児位)を想定しています。
それ以外でも幅広い年代のユーザーに楽しんでもらうことが出来ると考えており、例えば小学生以上の子供ならより多くのブロックを複雑に組み合わせて楽しんだり、大人の方であれば特定の用途の実用的な道具を作ったりすることが出来ます(音センサ+無線+スピーカで、赤ちゃんが泣いたら遠隔地に伝える等)。
ターゲットユーザーにどんな価値を提供するものでしょうか?
・従来の積木のもつ自分で色々な形を組み立てて楽しめるという価値に、音や光・動きを付与して楽しむという価値をプラス
・小さな子供でも使える、光を使った直感的かつ安全なインターフェース
この作品のバリュープロポジションは何でしょうか?
光でつなぐインターフェースにより、小さな子供でも直感的かつ安全に楽しむことが出来る。
- Ver.1
- Ver.2
- Ver.3
Hikari×Tsumiki(ヒカリツミキ)
ジャンル アート・音楽 / ホビー・エンタメ / 教育・学習
by 川口 一画

工学系の学生です。
ハードウェア設計からプログラミングまで広く浅く手掛けています。
一児の父でもあり、娘を喜ばせられるものを日々考案中です。
機械系エンジニア ( 学生1人 ) このチームへコンタクト
little bitsの上位版ですかね。光でつなぐインターフェースも素敵!欲しいな。。