Gugen2014 > 2014 応募作品一覧 > エントリーNo. 0086
作品概要
本製品は、手足の自由が効かない状況にある方が、自由に動かせる自分の口の中の動きをインターフェイスにして、パソコンのカーソルや電動車イスを動かすためのツールになります。
口の基本機能である口唇圧、口腔内圧、嚙合力という3つの力をセンサで検出し、指で行うマウス操作と同等の操作を可能にした口部入力型のインターフェイスです。
手足を使う事が困難であるALS患者や重度四肢障害の方々を使用対象としております。
本製品は入/切という単体の動作でなく、口唇圧、口腔内圧、嚙合力の強弱に連動した動作が可能になり、今後はBluetoothを用いた無線化、マウス操作だけでなく電動車イスの操作など、口のみで様々な操作のできる万能なインターフェイスとして発展させていきます。
現在の形状はおしゃぶり型ですが、耳にかけて装着するインカム型やマスク型、ヘルメット搭載型等も検討しています。
この作品のターゲットユーザーは誰ですか?
体の筋肉が次第に弱っていってしまう筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者が対象です。今年流行したアイスバケツチャレンジでALSの認知は高まりましたが、病に苦しむ人達の問題が解決されたわけではありません。この課題を技術で解決したいという思いで形にしたのがこの商品になります。また、ALSのみでなく、脊髄損傷等で首から下が全く動かない重度四肢障害者の方も対象としています。
ターゲットユーザーにどんな価値を提供するものでしょうか?
障害を持った方々は、介護されながらも自分の残存能力を使い、「自分でできることは自分でやりたい!」と思っていらっしゃる方が多いです。本製品によって、手足の筋肉が動かし辛くなってしまっているALS患者や、首から下が動かない重度四肢障害者でも残存能力を最大限に生かし、自分の力でネットサーフィンから電動車イスの操作までを実現することができるようになります。
この作品のバリュープロポジションは何でしょうか?
身体の不自由な方には実現困難な“他人の力を借りない自分の意思による機器の操作”が可能になります。
- Ver.1
- Ver.2
- Ver.3
口部入力インターフェイス for ALS患者&重度四肢障害者
ジャンル コミュニケーション・繋がり / 生活・からだ
by PTインターフェイスコロニー
我々はメカ、エレキ、ソフトエンジニアで構成された技術者集団です。我々の持つ技
術を用いて社会に貢献したいという熱い志を持った7名が集まり、本作品を制作しま
した。
電子・電気系エンジニア ( 社会人1人 ) 、 機械系エンジニア ( 社会人3人 ) 、 ソフトウェアエンジニア ( 社会人2人 ) 、 企画・プランナー ( 社会人1人 ) このチームへコンタクト