Gugen2014 > 2014 応募作品一覧 > エントリーNo. 0096
作品概要
「GALA」は世界各地の民族楽器の音をかなでる木のおもちゃ、電子ガラガラです。GALAが生まれたきっかけは、子育て中の開発メンバーの体験にありました。子供が電車の中で騒いでどうしようもない時に、スマホでガラガラのようなアプリを見せると泣き止む。それから食い入るようにずっと見ている。はじめはなんと便利なものだと多用していましたが、そのうちにちょっとした違和感が生まれて来ました。まだしゃべることのできない子供がスマホの画面にくぎ付けになっているさまは、どこか健全ではないような気がしたのです。
従来のガラガラは、単機能ゆえに子供も飽きやすいですが、一方で振ると何かが中で当たって音がする、というプリミティブな魅力がありました。他方、電子機器には電子機器としての豊かさや楽しさがあります。小さなサイズに無限とも言えるほど情報をつめこめる。買い替えなくても製品アップデートができる。双方の利点をいかしながら、子供にとって自然なものをつくれないものか。
そこで山麓社は考えました。電子機器としての機能・楽しさ・拡張性はのこしたまま、天然木の外装で包みこんだ「ガラガラ」でもあり「新しい民族楽器」でもあるような製品を作れないだろうか。木材は家具の製作で出る端材を使用し環境に配慮。端材であっても材料は一級品、職人の手で一つ一つ仕上げれば、子供が口に含んでも安心です。握りたくなる、振りたくなるデザインを吟味することも欠かせません。また、モノ自体から音や振動のフィードバックが得られるようにすることで、五感を使って身体的に楽しめることが重要です。電子機器であることは意識させないように、インターフェースは極めてシンプルにしており、ボタンはひとつしかありません。電源オンも不要、振るだけで音が鳴りだします。
GALAは振るたびに、世界の民族楽器の音をかなでます。その音色に、そこに生活する人々の暮らしを思ったり、訪れた事のない国への興味がわいたり。聴覚からの刺激は、そんな想像力を働かせます。ガラガラとしての使い方はもちろん、さまざまな珍しい音を出す楽器としても使えます。しかも演奏方法は振るだけ。幼稚園でのお遊戯会でみんな一台づつのGALAを手に、民族音楽演奏会。カラオケで合いの手を入れるタンバリンの代わりにGALAを。アイデア次第で、使い方は無限大です。
この作品のターゲットユーザーは誰ですか?
1 子供、および子供に豊かな体験をさせてあげたいと思う両親、親族、友人など。
2 音楽演奏に興味のある人、演奏家、民族音楽が好きな人。
ターゲットユーザーにどんな価値を提供するものでしょうか?
振るという自然な行為で、世界各地の楽器の音を楽しむ。
その音色に、そこに生活する人々の暮らしを思ったり、訪れた事のない国への興味がわく楽しみもあります。
この作品のバリュープロポジションは何でしょうか?
「画面のない子育て」を提案し、子供の想像力を育むこと。
- Ver.1
- Ver.2
- Ver.3
GALA(世界の民族楽器を鳴らせるガラガラ)
ジャンル アート・音楽 / コミュニケーション・繋がり / 教育・学習
by 山麓社 web
東横線沿線に住む3人が始めた、自分たちの欲しい物を自分たちで製品化する集まりです。山といえばふつうは頂上を目指すものですが、あえて山麓という名を掲げるところには、人々の生活に寄り添ったもの作りをしたいという思いがあります。
メンバー構成電子・電気系エンジニア ( 社会人1人 ) 、 企画・プランナー ( 社会人1人 ) このチームへコンタクト
とても面白いと思います!
ガラガラは小さな赤ちゃんでも自らの働きかけで遊べるおもちゃ。とてもいいけど、飽きも早いですよね…
でもこれはいいと思います!
何種類の音が出るのでしょう、実際の音を聞いてみたいです!
しまより
価格がわかりませんが、多機能で無くても値段が安いものが必要だと思います。赤ちゃん、小さな子供用玩具として特化するとか。