Gugen2014 > 2014 応募作品一覧 > エントリーNo. 0110
作品概要
食品中の活性酸素を計測することで、食品の劣化度を検知することが出来ます。現在は食品の中でも油に対象を絞っています。計測方法としては、ルミノール反応を用います。ルミノール反応とは、ルミノールという化合物が酸化されて、青色の蛍光がでるのが特徴です。この蛍光の発光は、活性酸素の量に対応します。これまで活性酸素の計測には非常に高価かつ大型の計測機器が必要でしたが、マイクロコンピュータとスマートフォン、独自の試薬を用いることで、安価で小型のデバイスを開発・提供します。
■特長
・従来は大型で高価な製品しかなかったが、小型で安価に提供する
・従来は医療用や業務用しかなかったが、一般消費者向けに提供できるサイズ
・ペン型のデバイスで、スマートフォンとbluetooth通信を行い、計測データをクラウドに保存する
・クラウドに保存されたデータを元に、どのレストランのどの料理が安全か・危険かを誰でも見ることができるようになる。いわば食べログの油安全度版である。
・現段階のプロトタイプでは脂肪酸量判定試験紙を用い、これは熱する必要があるため、デバイス内にヒーターを設置
・計測は1分もかからない
・現段階では対象の食品を油にフォーカスしているが、活性酸素の実験を積み重なれれば、他の食品も計測できるようになる可能性が高い。
この作品のターゲットユーザーは誰ですか?
ターゲット層は北京・上海に住む富裕層、及び北京・上海への外国人旅行客(例えば日本人)。
なぜなら、中国の食品は危険度が高く、最も大きな社会問題になっており、人々の危機意識も高いから。
実際に自分も上海に滞在したことがあり、この店の料理大丈夫か?と何度も感じた経験がある。
ターゲットユーザーにどんな価値を提供するものでしょうか?
中国の飲食店では地溝油と呼ばれる下水油を料理に使っており、健康に害を与えたり、癌の原因になったりする。
消費者は油が安全かどうか判断する方法はない。
このデバイスを用いれば、油が安全かどうかチェックできるので、被害にあわなくてすむようになる。
この作品のバリュープロポジションは何でしょうか?
手軽に安心を得られること。
既存のデバイスはとても大きくて非常に高価。小型かつ安価な製品にする。
- Ver.1
- Ver.2
- Ver.3
毒油検知デバイス
ジャンル ビジネス・仕事 / 環境・エコ / 生活・からだ
by 島本佳紀
